- フォントってそんな大事?
- お金かける意味あるの?
- フォントを選べず時間だけが過ぎていく
というお声を聞くので、今日はフォントにちなんだテーマです。
結論から言うと、
いいフォントがあればそれだけでデザイン力が上がる
という話です。
例えば、PCにもともと入っているフォント。そのまま強く訴えるデザインに用いるには合わないな〜と感じる方も多いのではないでしょうか?それは当然です。
Osakaという書体はMacOSのための書体です。訴求力を持たせるための力強さやお茶目さ、優しさ、という特徴を取り払った、読みやすさに特化したプレーンな書体です。
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PC上で読みやすいように設計されています。そういう役割を持たせてあります。だから、告知には物足りなくて当たり前なのです。
一方、訴求に必要な書体にも、お金と時間がかけられて開発されていますので、しっかり役割を果たすようパワーを持たせてあります。
フォントがなくてはレイアウトが成り立ちません。ましてや大いなる影響を与えるべきクリエイティブを作るためです。いいフォントにはお金をかけてでも購入するべき理由があります。
人気フォントランキング
見出しゴ MB31、A1明朝あたりはグラフィックデザイナーにとって頼れるフォントです。
下記はマイナビ登録の限定的な範囲ではありますがデザイナーの意見です。ある程度参考になると思います。
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フォントがいっぱいあって選べません。
選び方ですが、Osakaの例からお分かりのように、シンプルにお伝えすると、伝えたい内容に合わせてフォントも選ぶ。それがコツです。
例を見てみよう。
例えば、上品で女性に受けるべく開発された日本酒のラベルがあったとします。
こちらはCanvaの日本酒ラベルテンプレートからサンプル事例を作ってみました。
せのびゴシック Regular(Canvaのテンプレートのデフォルトです)
カジュアルで飲みやすそう。若者や女性向け日本酒の印象があります。
ゴシックベースのキャラクター性を強めた書体です。
Sawarabi Mincho
さらに上品な日本酒のイメージですね。
ちょっと細めの洗練された雰囲気が出る明朝体がよく合います。
Noto Sans Black
ゴツゴツ太いゴシック体だと、繊細な日本酒の名前とはややちぐはぐな印象です。
フォント違えばイメージ変わる
同じデザインでも、書体が違うだけでこれだけ印象が変わってきますね。
特徴や印象を内容に合わせるのがコツです。
フォントを素早く選べるようになるには?
いつも同じことの繰り返しになってしまいますが、上記のラベルのようにとにかく同じ文面でもたくさんのフォントを試してみてください。作業に時間もかかるし、似た書体もありますので、初めは選ぶのに困るかと思いますが、その小さな違いも楽しんで、どちらがしっくりくるか?比べてみましょう。そうすると自身の好みの書体がある程度絞られ、信頼を寄せる相棒のようなフォントが何個か出てきます。
大事なポイント
というあたりでしょうか。
今日はフォントについてのお話でした。